1950年代のモンゴメリーワード社のブランドである「WINDWARD」のダブルライダースを元に製作。
デザインは、50年代のWライダースで、肩に星のスタッズが付く、ツースターというモデルがベースとなっています。
レザーは新たに開発した約1.6mm厚のホースハイドを使用し、コンビ(クローム×タンニン)鞣しし、下地を薄茶に染めたのちに、東京の老舗仕上げ工場さんにて、丘染めで染料を吹き付けました。
ヴィンテージの良い雰囲気を究極に追い求め、フルアニリン仕上げでレザーを仕上げました。
多少顔料を混ぜるだけ黒は更に濃く深くできますが、染料ならではの色の変化を楽しめ、塗膜がない分、全くと言って良いほど硬さを感じないのが特徴です。
基本的な深い黒の染料仕上げでは、セミアニリン仕上げという、顔料を吹きつけた上にアニリン染料をのせる技法を行います。この方法を取れば皮革のキズを隠しながら、色も均一で綺麗で革の質感も損ないません。
しかし、Last Resortデニムと同様の考えで企画しているので、ナチュラルな着心地と経年変化を目指した革に仕上げました。
こちらのTopcoat仕上げはフルアニリンのレザーにひと手間加えました。
フルアニリンで染めた茶芯のブラックの上から、さらに黒を強く発色させるため青の染料をのせ、微粒子顔料でブラックの発色を整えて仕上げました。
微粒子顔料とは通常の顔料と違い、細かい分子で形成された塗料ですので、通常の顔料のような塗膜が厚くのらずに下地の色も活かした発色を出すことができる塗料となります。

着込んでいくことに経年変化もしっかりとでて、オイルを入れた時の艶感や素材の変化は十分に楽しめます。
裏地には、当時も多かった、赤いサテンのキルティングを再現し使用。
赤のキルティングを使用する事で、ヴィンテージ感の強い仕上がりとなっています。
ジッパーは、TALONとWALDESを使用。
フロントの裾部分には、ベルトが付き、バックルで止めるタイプ。
裾の裏には、コーデュロイが使用され、レザーも擦れず耐久力の高い仕様。
背中の肩部分にもプリーツが入っていて、機能的に着用頂けます。
通常のWライダースより着丈が長めで腕周りも細く、スタイリッシュに着用頂ける頂ける、質実剛健なライダースとなっております。

エポレットの有り無しをお選び頂けますのでお選びください。

皮革特有の個体差が一着一着ございますので、あらかじめご了承下さい。